高麗人参に含まれる亜鉛
亜鉛は金属のイメージが強いですが、ヒトの体の中にも存在するミネラルで、栄養成分としても重視されるようになりました。高麗人参にも含まれており、有効な作用が期待できるのでご紹介しましょう。
最近では味覚障害の予防にも効果があるとして、亜鉛の存在が取り上げられるようになりました。
体重が50㎏の人であれば、平均して体には1.64g程度の亜鉛が存在しています。亜鉛は人の体の中で生成することのできない成分なので、食べ物などで摂取しなくてはいけない「必須ミネラル」と呼ばれています。
亜鉛が欠乏すると舌の味蕾(みらい)が減少してしまうことから味覚障害が起こったり、女性なら無月経症や貧血、男性なら形成する精子が減少したりする問題も指摘されています。
さらに、免疫機能や甲状腺機能が低下するとも指摘されているので、適量を摂取するのが理想的です。
しかし、過剰摂取をすると鉄分不足や、善玉コレステロールの一種が少なくなるなどの問題もあるので過不足のない量を知ることが重要です。
亜鉛だけが不足しているのなら、亜鉛を多く含む食品を摂取したほうが効率が良いです。生牡蠣や豚レバー、そしてホヤは、亜鉛の含有量が多いことで有名な食品として知られており、便利に活用できるでしょう。
しかし、毎日の食事に用いる食材には種類が少ないので、栄養バランスの乱れを招く恐れもあります。継続的に亜鉛の摂取をするなら、食事とは別に補給できる方法を探した方が良いでしょう。
高麗人参には亜鉛が含まれています。日本国内では高麗人参を食品と捉えていないことから、正確に亜鉛の含有量を計測した資料は公表されていません。
ところが、高麗人参を活用して亜鉛を補うと、髪や肌へのアンチエイジング効果や味覚障害の予防、免疫力アップ作用が期待できます。
ビタミンCと同様に亜鉛はコラーゲンを生成する基になるので肌の若々しさを目指すことや細胞分裂を促進することから髪を美しく保つことも狙えるでしょう。
また、生殖機能への働きかけが認められているので、妊活を検討している方にも適しています。
高麗人参が含有する他の成分も亜鉛の働きをバックアップする作用があるので、効果的な働きが期待できると考えられています。