高麗人参と病気の関係
高麗人参は滋養強壮のためだけに使用されるのではなく、病気の予防・改善を期待して使用する方も多いです。様々な研究によって、高麗人参が有効な働きかけをすることも解明されつつあります。ただし、効果が高いので、病気との関わりを知っておくと安心して使用できるでしょう。
高麗人参の効果が期待されている病気は、高血圧や糖尿病、がん、骨粗しょう症、自律神経失調症や認知症など非常に広い範囲です。
そのうち実際に研究で効果が示唆される病気もあるので、信頼性が高くなりました。
愛媛大学では糖尿病に対する効果の研究、肝臓病に関しては日生病院院長山本昌弘氏による臨床試験が行われ高麗人参の効果が期待されています。
さらに、近年注目される認知症に関わる神経細胞と高麗人参の働きについては、千葉大学医学部龍野一郎氏と旧千葉県立東金病院医院長平井愛山氏による細胞実験結果が出ています。
有効成分のジンセノサイドに幅広い作用があることから、疾病の原因に繋がる健康問題の改善にも期待が寄せられ、病気との関係はますます解明されていくでしょう。
高麗人参の作用の研究は、日本国内だけでなく原産地の中国や韓国の大学・研究機関でも検証作業を行っています。そのため、高麗人参の効果の研究結果は、国外からもたらされる可能性も高いといわれています。
これからも高麗人参の研究が進み、いずれは治療薬として使用できる可能性はありますが、今の段階では健康食品として高麗人参を使うことが前提です。健康食品の中では、非常に有用な高麗人参でも、正しい使用量で続けていくことが大切です。
また、高麗人参には好転反応があるので、体の変化に注意をしながら使用すると、不快感の出る可能性は低くなるでしょう。
現在、病気で通院治療をしている方は、飲み合わせにも注意が必要なので、医師や薬剤師などに確認してから始めると安全です。
守備範囲の広い高麗人参の摂取で、総合的な健康増進・維持につながるので、高麗人参と病気の関係が解明され、より効果的な使用ができることも期待してよいでしょう。