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ロシア産の高麗人参

ロシアの沿海州にも高麗人参の産地があり、気候条件などが整っています。ロシアを産地とする高麗人参の特徴を詳しくご紹介しましょう。

高麗人参の産地と呼ばれているロシアの沿海州は、ウラジオストクなどのある極東地域でもあります。北海道から海を挟んだ西側に位置しています。高麗人参の産地である中国北東部の東側の延長線上でもあり、また同じく高麗人参の産地である北朝鮮の北側の延長線上であることからも、栽培適地であると判断できるでしょう。

しかし、実はこれらが高麗人参ではなく、ロシア特有のシベリア人参として区別されるようになりました。
中国産や韓国産の高麗人参、そして日本のオタネニンジンは「ウコギ科トチバニンジン属オタネニンジン」の分類に入り、ロシア産のシベリア人参は「ウコギ科ウコギ属エゾウコギ」の分類となります。
そのため、有効成分が異なり、高麗人参にはサポニンが含まれていますが、一方、シベリア人参は「リグナン」を含有しています。似た効果があるものの、シベリア人参は滋養強壮効果よりも精神安定効果に注目されています。
このシベリア人参は、中国では「刺五加」、アメリカでは「Siberian ginseng(シベリア人参)」と区別しています。また、現地ロシアでは「エレウテロコック(命の根)」と呼んでいます。

ロシア産の高麗人参というよりも、正しくはロシア産のエゾウコギで、異なるものだと認識してかまいません。
シベリア人参にも滋養強壮や糖尿病への効果などの他、お茶として飲むなど用途も似ていることから混同する方が多いです。
高麗人参の学名「パナックスジンセン」の名前を付けたのが、ロシア人学者のC.A.Mayerであるため、高麗人参とシベリア人参を間違えるケースもあります。アメリカでの呼び名であるシベリアンジンセンも、高麗人参と間違えやすい理由に挙げられるでしょう。

ロシアでシベリア人参の研究が始まったのは1950年代からです。旧ソ連時代には、スポーツ選手向けに使用したり、宇宙飛行士が精神安定と滋養強壮のため宇宙に持って行って飲んでいたりしたという話もあります。