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高麗人参と肝臓病治療薬の併用

肝臓に対する効果も期待される高麗人参ですが、肝臓病の治療薬を飲んでいる方は併用のリスクが気になるでしょう。そこで、実際にはどのような反応が起こり得るのかを考えてみましょう。

肝臓病で治療が必要となるのは、ウイルス性のA型肝炎、B型肝炎、C型肝炎、アルコールが原因となるアルコール性肝炎、薬剤やアレルギーを原因とする薬剤性肝炎、そして最後に遺伝などによって免疫が影響している自己免疫性肝炎の4つです。

このうち、日生病院院長の山本昌弘先生が、慢性肝炎患者に対する高麗人参の作用を確認するのに臨床試験をしたのがC型肝炎でした。
臨床試験ではGOT、GPTなどの数字に良好な経過が見られたことから、肝臓細胞の再生を促し、将来的には肝炎の予防や肝細胞の再生まで期待できると示唆しています。検査数値であるGOTとGPTは肝臓の細胞がどの程度、壊れているのかを判断する材料です。肝細胞の状況が最もよく把握できるのはGOTですが、GPTとのバランスを確認しながら、他の臓器への影響もチェックできるようになります。検査の結果、GOTの数値が良好ではなくても、肝臓の細胞は再生可能なので過度に不安になる必要はありません。

そして肝臓病治療薬に使用するのは、ウイルスに対抗する薬のインターフェロンや肝臓保護の働きをするグリチルリチン製剤、ウルソデオキシコール酸、漢方薬として小柴胡湯を使用することがほとんどです。
漢方薬の小柴胡湯に関しては、日生病院院長の山本昌弘先生の臨床試験でも高麗人参と併用しているので、特に問題はないでしょう。また、インターフェロン、グリチルリチン製剤、ウルソデオキシコール酸の3つについても、健康問題を危惧した注意喚起はありません。
以上のことから、高麗人参と肝臓病治療薬の併用では、病状が悪化するリスクは低いと判断できます。

ただし、注意したいのは同じ肝臓病の方でも、人によって症状や病状の進み方が異なっていることです。肝臓は、糖分や脂質、たんぱく質の代謝を担い、解毒・排泄など様々な働きをすることでも有名な臓器です。肝臓機能を温存するには、肝臓に対する負担の軽減も欠かせません。
高麗人参を摂取していれば暴飲暴食をして良いということではないので、かかりつけ医からの食事や生活習慣の指導を守りながら、高麗人参を使用するのが前提条件です。また、高麗人参が漢方薬に使用されることもあるので、肝臓病治療薬と併用しても問題ないか、念のために医師に確認したほうが安心です。