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高麗人参と免疫抑制薬の併用

免疫抑制薬については聞きなれない方も多いですが、実は広い範囲の疾患に使用されています。高麗人参は、含有成分の働きによって、免疫の作用にも関わるため、免疫抑制薬との併用でも注意が必要です。高麗人参と免疫抑制薬の併用で起こる反応も確かめておきましょう。

免疫にかかわる疾患には、花粉症やアトピーのようなアレルギー疾患や自己免疫疾患とよばれるものがあります。本来、外部から入り込んだウイルスなどを攻撃して、体を守るのが免疫の仕事です。しかし、免疫が過剰に反応することで、自分の体を攻撃する、そして炎症や痛みを起こしてしまうことがあります。女性に多い関節リウマチや膠原病、慢性甲状腺炎の橋本病などが代表的な疾患です。免疫の過剰な反応をセーブするために、免疫抑制薬が使用されています。
また、あまり多くはありませんが、臓器移植を受けた方も、移植臓器が免疫に攻撃されないために免疫抑制薬を使用しています。

高麗人参は、食物繊維の働きによって、腸内環境を整えながら免疫力を高めることができます。また、有効成分ジンセノサイドの働きで血行促進すると、体温を上昇させて免疫力を高める効果を発揮できます。
痛みを伴う自己免疫疾患には、ジンセノサイドRfの鎮痛作用も効果的です。
ストレスは自己免疫疾患の引き金だといわれているので、中枢神経に働きかける成分を含む高麗人参に効果を求める方もいます。

自己免疫疾患の傾向があると診断を受けた方なら、高麗人参を飲むことで状態の改善や緩和が期待できます。ただし、自己免疫疾患の診断を受けて病院の処方薬を服用している方は、高麗人参との併用には注意したほうがよいでしょう。

まず、飲み合わせで注意喚起される医薬品があるので、病院から処方されているか確認してください。
副腎皮質ホルモンのプレドニゾロンはステロイド剤で、炎症を抑えるために処方されます。高麗人参にはコルチコステロイド様作用があることから、プレドニゾロンの副作用が強く出る可能性があるといわれています。コルチコステロイドは、副腎皮質ステロイドと同じで、炎症を抑える医薬品成分を意味しています。高麗人参と免疫抑制薬の併用により作用が重複することから問題視されています。
そのため、口の中が渇いたり、不眠や視力の低下を感じたりするのが代表的な副作用で、まれに心筋梗塞や骨粗しょう症などが起こるので、高麗人参と併用するときには注意してください。

また、関節リウマチで処方されるメトトレキサートは高麗人参と併用すると、肝毒性の反応が起こる可能性があるという指摘もあります。肝毒性は、肝臓に対して有害な成分により、機能の低下が起こることを意味しています。
しかし、この肝毒性に関しては、明確な根拠を示す情報が不十分なので、予備知識として知っているだけで十分でしょう。確実に危険性があるとは、言い切れない段階です。

健康食品の成分と医薬品の併用が危険な場合に、よく使用されるのが「禁忌」という言葉です。これは併用が極めて危険であるときに使われる言葉です。しかし、高麗人参と免疫抑制薬の併用は禁忌とされておらず、注意しながら使用できるものにあげられています。
高麗人参は効果が着目され様々な研究が行われていますが、その全てが解明されたのではありません。また、医薬品も新しい薬が開発されているので、飲み合わせによる問題は今後、徐々に解明されていくでしょう。

一般の方が医薬品の情報を目にする機会は少ないので、高麗人参と免疫抑制薬の併用では、医師や薬剤師に相談するのが最も安全な方法です。