高麗人参でガン予防・改善
2016年の統計予測では約37万人の患者が死亡すると言われているのが、がんです。以前よりも治療法が確立されてきて、「死に至る病気」ではなく「治せる病気」だと言われるようになりました。しかし、だれもが避けたい病気でしょう。高麗人参には、がん予防に効果が期待できる成分が含まれています。
がんと言っても、どの臓器に発生するのかで、5年相対生存率の数字が変わります。この数字は、病院での治療を行い5年間にどの程度の患者が生存しているのかを表すもので、数字が大きければ治療の可能性が高いと判断できます。中には90%を超える相対生存率となるがんもありますが、治療にはつらいイメージを持っている方が多いでしょう。
がんを発症する原因に関しては様々なものが挙げられていますが、健康管理の面からアプローチするには、免疫力の向上や食生活の改善、ストレス管理があります。
まず、高麗人参は血行促進によって体温を上昇させますので、免疫力向上の効果が期待できます。有効成分ジンセノサイドRk1、Rg5には腎臓癌や結腸癌に対する作用があることがわかっています。ジンセノサイドCKには腫瘍増殖抑制作用もあるので、がん細胞の増殖に影響を及ぼすと考えても良いでしょう。
さらに、ジンセノサイドPPDの抗がん活性作用があれば、がんの予防効果に大きな期待ができます。
食生活の改善では、栄養バランスを整えることや食事のタイミングへの配慮が必要でしょう。そして、高麗人参は食物繊維の働きで過剰な栄養吸収をセーブしながら、必要な栄養の吸収を促進する作用もあります。内臓の機能が活性化するので、食生活改善のバックアップが可能です。
新陳代謝を促進する高麗人参は、細胞の生まれ変わりを順調にするので、細胞がダメージを受けてがん細胞化する働きを抑えることも期待されています。
ストレス管理の面では、自律神経の交感神経・副交感神経の両方に、高麗人参のジンセノサイドが働きかけます。強いストレスを受けてイライラしがちな場合は、高麗人参のカルシウムも効果的でしょう。
その他の生活習慣病から、がんに移行するケースもあり、その予防や改善に役立つ高麗人参に注目が集まっています。高麗人参は、がんの治療薬として使用するものではありませんが、予防効果を期待して日々の健康管理をサポートするには十分なパワーを持っています。