ペットのための高麗人参
ペットが家族の一員と言われるようになってから、飼育頭数が増加し、買主の愛情とともに長寿化の傾向が見られるようになりました。家族の健康を維持する観点から、ペットのための高麗人参を選ぶ方が多くなっています。そこで、ペットに高麗人参を与えるための基準を考えてみましょう。
2015年に実施された全国犬猫飼育実態調査では、犬が約991万頭、猫は約1979万頭もペットとして飼育されていることがわかりました。
(参考:一般社団法人ペットフード協会2016.01.29 http://www.petfood.or.jp/topics/img/160129.pdf
健康のためのペットフードやサプリメントも充実したことから、2014年の段階で犬の寿命は13.2歳、猫の寿命は11.9歳となったことも調査で分かっています(調査実施は東京農工大学と日本衝動物獣医師会)。25年前と比較すると犬は1.5倍程度、猫は2.3倍程度の寿命の伸びを見せています。
(参考:毎日新聞2016.09.14 http://mainichi.jp/articles/20160914/k00/00e/040/185000c)
人と同じようにペットにも高麗人参の栄養成分や働きかけがあるので、健康促進や維持にも効果的な活用ができるでしょう。
ただし、注意点があるので慎重に使用してください。人とペットは体格差があります。そのため、人よりもペットのほうが内臓も小さいため、栄養成分の処理力が異なります。また、生理機構にも多少の相違があることを理解しておきましょう。以上の理由で、人と同じ量の高麗人参を摂取すると、ペットには過剰摂取となる可能性や、人には有効であってもペットの健康を損ねる可能性が指摘されています。
動物病院では医師がペットの体重に合わせて、薬用量計算を行っています。この場合は、医薬品に含まれる含有成分が明確にわかっているので、専門知識があれば的確な計算が可能でしょう。
しかし、高麗人参は健康食品として使用するもので、含まれるすべての成分量が公表されていないケースもあります。人にはそのまま使用できる健康食品でも、ペットに使用するときの計算を個人的に行うのは難しい一面を持っています。
そこで、人用に販売している高麗人参を使用するのではなく、ペット向けとして販売している高麗人参を選んだほうが安全に使用できます。また、ペットに使用する高麗人参は品質や安全性に問題がなくても、人が使用することは避けるように推奨されています。
以上のような使い分けを理解していれば、何の問題もありません。