高麗人参に含まれる炭水化物
炭水化物はご飯やパンなどの主食に多く含まれており、毎日の食事の中で摂取している成分です。ダイエットのために炭水化物の摂取を控えている方が多いので高麗人参に含まれる炭水化物はデメリットだと思っているかもしれません。ここでは、炭水化物と高麗人参に含まれるメリットをご紹介します。
炭水化物を摂取し体内で代謝すると糖質に変化します。エネルギーに変化して生命活動を維持する源になりますが、過剰に摂取すると肥満の原因になるとも言われています。そのため、炭水化物を制限するダイエットや糖質制限ダイエットでは、ご飯やパンを避けた食事内容がほとんどです。
しかし、脳が活動するためのエネルギー源のブドウ糖をもたらすのが炭水化物であるため、摂取しないと健康問題に発展するリスクが指摘されています。三大栄養素の1つでもあるため、炭水化物は不要な存在ではありません。
ダイエットや食事制限などで糖質の摂取を厳しく管理する場合は、高麗人参に含まれる炭水化物も避けたいと考えるでしょう。しかし、高麗人参には食物繊維も含まれているので、腸からの糖質吸収を穏やかにする作用が確認されています。
もちろん、糖質の吸収を100%ブロックすることはできませんが、過剰な吸収を抑制できるので、ダイエット中の方や食事制限中の方でも安心でしょう。
特に糖尿病で食事制限をしていると血糖値のコントロールが必要となるため、シビアな管理が求められます。高麗人参はジンセノサイドの働きで糖尿病への効果も認められていますし、食物繊維など他の含有成分によって、血糖値の上昇を抑えることが期待できます。
国内メーカーで販売する高麗人参には、炭水化物の含有量を明記しています。錠剤やタブレットタイプなら0.1~15g程度の炭水化物量です。顆粒タイプでは3~96g程度、エキスタイプは15g前後であることがわかっています。
炭水化物の推奨摂取目安は、摂取エネルギーの50%相当を目安とします。そのため、18~49歳の男性は2650kcalの推奨エネルギー量の50%である1325kcal、炭水化物は1gが4kcalなのでグラムに換算して約331gが1日の炭水化物推奨量です。
18~49歳女性なら2000kcal程度が推奨エネルギー量なので、炭水化物はカロリーで1000kcal、重量換算で250gが推奨摂取量となります。
1日の目安が計算できると、高麗人参に含まれる炭水化物で健康を損ねるリスクはないと安心できます。