高麗人参で関節痛予防・改善
加齢によって起こるトラブルに挙げられるのが、関節痛です。痛みを緩和するための多種多様な成分がありますが、高麗人参に含まれる成分にも予防・改善効果が期待されています。
関節痛の原因になるのは、軟骨の減少や痛みの原因物質の分泌が挙げられます。
年齢とともに体内で作られるコラーゲンやヒアルロン酸などの量が減少し軟骨の摩耗が起こると、骨同士が触れて痛みを生じます。軟骨減少を原因とする関節痛なら、必要な成分を補うことで予防も改善もできるでしょう。
高麗人参にはアミノ酸やコラーゲンなどのタンパク質が含まれています。軟骨成分を補給しながら、関節痛の緩和に繋がります。
次に関節の痛みそのものについては、サイトカインという痛みの物質が分泌されることで引き起こされる可能性があります。このサイトカインは、免疫機能の一部を担っているのですが、免疫力が高すぎるなどの問題から自分の細胞を攻撃するというのが一般的な考え方です。
高麗人参のジンセノサイドは、体温上昇による免疫力向上作用が期待されているので、関節痛が悪化するイメージがあるかもしれません。しかし、免疫の誤作動の原因となるストレスや過労などを高麗人参によって解消できれば、正常な免疫活動に導くことが可能です。
さらにジンセノサイドには、鎮痛作用や抗炎症作用があります。すでに関節痛に悩んでいる方の痛みを緩和する効果が期待できます。
その他に、体重増加から関節に負担がかかって起こる関節痛もあります。膝が痛くなると運動をするのが困難となり、さらに体重増加を招いて関節痛が悪化するという悪循環が問題視されています。
この場合、高麗人参の摂取によって、体重をコントロールしながら関節痛の緩和ができるでしょう。
高麗人参の食物繊維が脂肪分と糖分の過剰吸収を抑制するうえに、エネルギーを代謝しやすい体作りに適しています。高麗人参の体温上昇効果も、エネルギー消費をサポートしますし、ジンセノサイドの持つ解毒作用や高麗人参のカリウムやマグネシウムによるデトックス効果も体重を減らしやすくします。
高麗人参には即効性は求められないものの、根本的な原因を解消した関節痛の改善に役立ちます。