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アメリカ産の高麗人参

高麗人参はアメリカ人参や花旗参と呼ばれており、これらはアメリカが産地となっています。アメリカ産の高麗人参にも特徴があるのでご紹介しましょう。

古くはネイティブアメリカンが薬草として使用していたことから、アメリカにも高麗人参が自生できる環境があります。森林部に自生することが多く、主にカナダとの国境付近で収穫されていました。1800年代には中国(当時の清国)の商人が買い付けに来て、広州や香港を経由で中国へ輸出していたことから、別名「広東参」とも呼ばれています。英語で高麗人参のことは「ジンセン」と呼んでおり、中国語を語源とします。

アメリカ産の高麗人参は、韓国産や中国産のものと比較すると、滋養強壮の効果が低いと評価されていたことから、今では安価な高麗人参のイメージが定着しています。1800年代の輸出が盛んな頃は、安価に買い付け高値で販売されたことから、利益の上がる高麗人参として中国の商人には広まっていました。そのため、中国への輸出量が多くなり、自生する高麗人参が、ほとんど見られないほど乱獲されたと伝わっています。現在では野生種を見つけることが難しくなり、栽培して収穫する高麗人参がメインです。

中国や韓国では、4年から6年目に収穫するのに対して、アメリカでは3年から4年目に高麗人参を収穫しています。同じウコギ科のアメリカ人参は、韓国産・中国産の高麗人参よりも有効成分の含有量が少ないうえ、早く収穫していることから効果が控えめだと考えて良いでしょう。また、サポニンの一種であるジンセノサイドには数種類あり、韓国産高麗人参には30種類程度が含まれますが、アメリカ産高麗人参には約14種類のジンセノサイドが含まれるという違いが分かっています。

効果に関する違いも指摘されています。韓国産の高麗人参は、体を温める効果に優れている一方で、アメリカ産の高麗人参は解熱効果に優れています。高麗人参に求める具体的な効果を決めている場合は、産地による効果の相違も把握しておきましょう。